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四方山話 8
取捨選択とは自分にとって良いもの、役に立つものを取り入れ、悪いもの、不要なものを捨てることです。良いことがあって欲しいと願い、辛いこと、悲しいこと、嫌なことは避けたいと思う私たちにとって人生は取捨選択の連続だともいえます。 子どもの頃、しばらくピアノを習ったことがあります。自分で進んでやろうと思ったわけでもなく、母が子どもにピアノを弾かせたいと思いけいこが始まったのです。ところが母親の思いとは反対に私にとっては、ピアノのけいこは単に嫌なものにすぎなかったのです。
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私が園長をしているちべん保育園には、一時保育という制度があります。一時保育を利用すると、正式に入園することなく、一時的に保育園を利用することができるようになります。保護者に急用が入ったり、病気になった時などに利用をすると便利な制度です。ある時、フランス人のお子さんを一時保育でお預かりすることになりました。
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漆黒の闇という言葉がありますが、鼻をつままれてもわからない闇というもの経験したことはあるでしょうか。今の世の中は、夜でも光がいたるところにあふれており、闇を経験することが少なくなってきました。私は以前、ある夜、会合に出席するため、人里離れた所にあるお寺にでかけました。ちょうど月明かりのない冬場で日暮れが早く、お寺についたときにはあたりは真っ暗になっていました。
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私達は言葉を通して、はじめてお互いの考え、心の内を知ることができます。人間社会が円滑に機能していくには、言葉は欠くことのできない大事なものといえるでしょう。しかし、言葉というのは結構やっかいなもので、使い方を誤ると、本来心と心をつなぐものであるはずの言葉が原因で、互いに不信感を抱くようになることも事実です。
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