十輪寺梵鐘

山門のすぐ近くに釣鐘堂があります。延宝7年(1679年)に岡松四郎兵衛直勝により母の菩提をを供養するために奉納されました。雨乞いの鐘としても有名で、日照りが続くとこの梵鐘を川原にもって行き、僧侶が雨乞い祈願をしました。太平洋戦争中に各寺院の梵鐘が供出されましたが、地元の強い要望により供出を免れました。毎年、一年の初め、元旦の午前零時よりよき年になることを願う参詣者により鐘が衝かれます。参詣者には「開運鐘餅」と干支のタオルが配られます。十輪寺の一年は釣鐘堂の鐘の音により始まります。

十輪寺梵鐘 ~雨乞いの鐘~

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